コロナ禍で年功序列のメンバーシップ型からジョブ型に急激に移行しつつある日本社会ですが、本来働き盛りの40~50代の会社員の約7割が「定年まで会社で生き残れない」と感じているという記事がありました。

昨年父親が定年退職して完全リタイアしたので意識するようにはなりましたが、いまの年配の方を見ると不安を感じる人が一定数いるのも理解できます。
今まで関わっていたところでの年配の方を見るとどうにも2極化しているような感じがして、仕事ができる人はホントにできるけど、できない人は徹底的にできなかったり、最低限度の仕事しかしない人に分かれているような感じ。
うちの会社も年功序列は確かにありますが、年齢が上がれば確実に昇給するというわけではないので、半ジョブ型みたいな感字ではありますが・・・今後を考えたら社会全体がジョブ型に移行してくれた方が個人的には好都合な部分があるのは確か。
いあ、それともその頃には私も中年になっているでしょうから不都合なのか???
定年まで働くのが難しいのは自業自得?

記事では40~50代会社員3,000人を対象にアンケートを取っており、「定年まで働くのは難しくなったと感じる?」という設問に対して7割が「はい」と回答している驚きの結果がでていました。
コロナ禍前は黒字リストラが流行っていましたが、今は逆に赤字リストラとかも行われており、そういう時真っ先に切られる世代が高給取りな人たちなので不安になる気持ちはものすごくわかります。
ですが3割の人が「いいえ」と答えているように、一部の人たちは生き残れると思っているようで、そういう人たちは代えの利かない技術を持っているんでしょうね。
まあ、会社全体の業績が好調でリストラはないだろうって思ってる人もいるでしょうし、どんな事されても定年までしがみついてやると覚悟を決めてている人も中にはいそうですが(笑)
記事では定年まで働くのが難しいという感じる理由も記載されていて

1位はコロナ禍もあり業績の悪化で半分を占めていますが、2位は年功序列の廃止(ジョブ型雇用の推進)が25%にもなっているので、やっぱりジョブ型になると切られると思っている人が結構いるようですね(-_-;)
私の仕事的にIT化に対応できていない人っていうのは職場には年齢問わず誰もいないんですが、それは業種的にそちらが苦手な人がいないから出会って、そうじゃない業種だとやっぱりいつまでたっても対応できない、対応する気がない人が一定数いるのでしょう。
確かに少子高齢化で年功序列を維持するということは安く使える若い人は減ってるのに高給取りの高齢者が増えるというわけで、、、そりゃ企業側からすると辞めさせたい気持ちもわからなくはないですが(;’∀’)
政府からは70歳まで雇用を守れと言われているので、まだ再就職できる可能性がある年代のうちに自社から捨ててしまおうって魂胆でしょう。
流石に60歳以上で再雇用ってなると厳しいのは誰の目から見ても明らかなので、それまでに何とかリリースしたいっていうのがコロナ前の早期退職で、キツ言い方ですがいらないからリリースというのがコロナ後の早期退職になっていくんでしょうね・・・全然他人事じゃありませんが(;^_^A
うーん、海外ではリストラなんて結構ポンポンやってると聞きますが、仕事をしている間はそれなりの給料をだしているし、日本企業もそれをやりたいんだったら給料もそれに見合うだけのものを出してほしいんですけどねぇ
競争力を維持するために日本企業がやることと言えば人件費を削ることなのでそれも全く期待出来ないのが悲しいところ。
私たちの世代がちょうどメンバーシップ型とジョブ型のちょうど入れ替わりの時期でもしかすると割を食う世代になってくるのかもしれませんね( ;∀;)
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