人生100年時代に年齢で一律定年は必要か?

雑記

 一定の年齢での一律の定年制度についてどう思っているかという記事がありました。

まとめてしまえば当事者に近ければ近い程、反対の割合が多くなっているようです。

2025年から定年が65歳となりますが、私はその時の定年年齢がたとえ70歳になっていようとも60歳に絶対に引退したいと思っているので正直どうでもいいかなぁ。

元々、うちの会社は昇給はしても出世はほぼないので、地位に拘る必要もないし、好きなことを仕事にしたとはいえ、その歳の頃に技術についていけるかどうかっていう疑問もありますからね。

企業に勤めているメリットは給料や福利厚生以外では、数千万単位の装置開発に関われるくらいかな。

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記事では年齢による定年に「賛成」が44%、「反対」が28%、「よくわからない」が28%で賛成が反対よりも6割近く多くなっていたそうです。

定年が目前の50代では49%、60代が39%が「賛成」で、50代の21%、60代の32%が「反対」というのが気になりますね。

65歳定年が広がるなか、60代は、定年を目前に控えたり、定年を迎えたりの最中にあります。その体験のなか、年齢による一律の定年に疑問を感じるひとが増え、制度に反対する割合が大きく上昇したといえそうです。

やはり当事者になると「反対」することが多いんでしょうね。

私としても本当に技術を持っている人が残ってくれるのは正直ありがたいですが、口だけの人は早々に引退して欲しいのが偽らざるホンネかな・・・

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「賛成派」の意見

大きく分けて2つで「働くうえで1つの区切りとなる」という意見と「次世代にバトンタッチさせるために必要」、そして「賛成だけど変化は必要派」という意見ですね。

いくつか意見がありましたが、私の考え一致するのだけ取り上げます。

区切り派

 「腕に技術をもった人は自分で区切りを付けられるが、サラリーマンはけじめをつけられない。定年後は自分や自分たちの生活を送るために必要だと考えます」(60代後半男性)

私の考えに近いのはこれかな。

現役の間は働くのは仕方がないし、若くてバリバリ働ける間に働くのはいい経験だなと思っていますが、やっぱり仕事だけで人生を消費したいとは思いません。

健康寿命を考えると私の場合、祖父が糖尿病で50代から旅行も難しくなったという実例が身近にあったので、できるだけ早く引退したいという気持ちが結構強いというのもあります。

私の年収と貯蓄ペースを考慮して妥協したのが現在の定年年齢の60歳ってだけですね。

バトンタッチ派

「次世代に仕事を譲っていかないと、若年層のポストが確保できない。働ける間はポストにしがみつく人も多い。そういう人たちのポストを次世代に円満に譲ってもらうという意味では、定年制も必要だと思う」(60代前半女性)

こちらは色々と同意できることろはありましたが1番はやっぱりこれかな。

大企業では役職定年とかありますが、それがないようなところは何時までも昔のやり方に拘るポンコツが残り続ける可能性が高いですからね(;^_^A

政治家なんかまさにこれな気がしますね

後は元上司に指示しにくそうというのはあるかな。

賛成だけど変化は必要派

「人生100年時代となったいま、定年をのばすのではなく、40代から50代の折り返し点で、これからの半分をどう過ごしたいのか、棚卸する仕組みづくりが企業内や地域に必要」

これはなるほどな~ってなりましたね。

まあ、最近はその折り返し地点で早期退職を促すのがトレンドになっていますが、これくらいの時期から定年後どうするかを企業側から考えるように促しておけば、企業側が定年後の再就職支援もしなくてよくなっていいように働くのかな・・・?

ただ・・・定年後の再就職でも天下りのような高年収のポストを独占して若者のにお金を回さないのだけは勘弁してほしいですけどね(;^_^A

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「反対派」の意見

こちらの意見は「一律の年齢制」ではなく「個人の状況」に合わせて定年するというものでした。

 「60歳以降は個人差がありすぎます。そこを一定の年齢で輪切りにすることは実態に即していません。もう年齢で輪切りにする時代ではないと思います」(60代後半男性)、「仕事の能力は、経験を重ねて培われる部分もある。年齢で区切るのではなく、能力を加味してほしいと思う」(60代後半女性)、「一律の定年ではなく、個人が組織と協議して、オーダーメイドの定年制度が必要な時代になっている」(60代前半男性)。

確かに個人差もあるし、能力を加味して考えて欲しいというのもわかりますが、それを判断するのはいったい誰だと思ってるんでしょうね。

実態に即していないというが、その実態はいったい誰が評価するのか、自分ではまだまだやれる!って思いこんでいる人なんて山のようにいますしね。

それに定年年齢に達した残留希望の上司に対して、あなたは能力不足なのでやめてもらいますって誰が言うんですか?

必要な人材であれば会社から声がかかるし、実際そういう人も何人か知っているので現状の制度でも問題ないかな・・・

それに案外そういう風に自分に自信がある高齢者に限って、実力がそれに伴っていない会社の看板にぶら下がっている人が実体験で多い気がします(-_-;)

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感想まとめ

現状の制度でも必要とされる人は再雇用や転職でも就職できるし、若者でさえ正規雇用が難しいのに何のスキルもない高齢者が就職できないのは当然のことなんじゃないかなと。

まあ、でもやっぱりできるからという理由だけで先のない老人ばかりに仕事を任せるより、若者に経験を積むチャンスを与えるほうがいいような気がするんですけどね。

 

色々と定年についていってはいますが、定年反対派は本物の社畜かお金に困るかもという不安から働きたいという人の方が多いのかな?

というか、単純に現状の再雇用じゃダメなんですかって思いますね。

確かに給料は下がりますが、それが嫌なら自力で転職すればいいだけの話。

転職先がないというならそれがあなたの市場価値だというわけで、それは若者でも高齢者でも同じこと。

若者が雇われやすいのは将来性という市場価値がついているからだからね。

今は45歳付近で高級の高齢者のクビを切っている企業が多くありますが、あれが実情でありどうしても年齢が上がるにつれ対価に見合う労働は提供できなくなります。

それを60歳以降まで続けるってなると今の日本の企業的にかなり厳しいんじゃないかなと。

実態を見ろというなら今の日本の社会情勢もぜひ見て欲しいですね。

コメント

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