奨学金の話は親に全額出してもらった身としては深く突っ込むことはできませんが、お金に関して色々と考えるようになって「奨学金を借りてまでやりたい仕事」ってなんだろ?って考えることがあります。
今では大学生の2人に1人は奨学金を借りているそうですが、いまいち奨学金破産というのがピンとこない部分が実情です。
感覚的には少し前まで払っていた月々25,000円位の自動車ローンが近い感じかな?
私の周りにも奨学金を借りた人はいますが皆返済に支障が出ているようには見えないんですよね。
いあ、まあ、言わないだけで苦労しているかもしれないけど(;^_^A
奨学金の話は人気があるの?

奨学金を借りた人の意見がまとめらた記事は人気があるのか数だけは多くやたらと目につきます。
一億総中流と言われたのは今は昔。
今の日本ではもう一億1/3中流くらいじゃないでしょうか?
給料が上がらないのに学費だけは上昇しているので子供は奨学金を借りざるを得ない状況。
借り側の分母が増えているからこそこういう記事が刺さる人が増えているんでしょうね。
記事では奨学金を借りた人の意見としていくつかありましたが気になったのは下記3つ
1.奨学金は親のすねかじり
これは借りてない身からしては「親のすねかじり」と言われてもなぁって感じ。
発言だけ聞いていると「奨学金を借りて大学に行った!だから俺の方が偉い!」そう言って出してもらっている人を見下している風に見えるんですよねぇ
まあ、これは私が少なくとも親に出してもらったことに対して多少思うところがあるからだと思いますが・・・
でもこの人は「実家が裕福な友人」のことを見下していたんだろうなと思うとなんか複雑な気持ちになります。
私の大学の時の友人にも奨学金を借りている人はいましたがそう思っていたのかなぁと
2.皆一律で奨学金を借りて自力で大学へ通うべき
これは何の意味があるのかいまいちよくわかりません。
将来の自分の借金になるから慎重になるかな?と思ったけどそう考えられるなら大学入学直後から人生プランを考えるだろうし、失敗しないようなところに就職するなりなんなりするはずです。
奨学金を借りようが借りまいが計画性がない人はいずれ失敗します。
それを考えられない人が変なところに就職して奨学金破産するのかな・・・と。
最近の大学生は学生のうちに稼いで少しでも奨学金の負担を減らそうとしているようですしね。
ああ・・・
なんか共感できないなと思ったら別に何か深い考えがあって発言したわけじゃなくて「明らかな不公平感があります。」と自分の境遇から他人もそうなればいいという負の方向の提案だからですね。
3.やりたい仕事を選ぶのではなくトレードオフで仕事を選ぶ
トレードオフとは「何か得ると別の何かを失う」関係でこの場合なら奨学金を借りるならやりたい仕事諦めるってことになるかな?
やりたい仕事が医者とかの高収入な仕事なら諦める必要はないけど低収入の仕事だとね・・・
これは結構共感できました。
返せる宛があるから借金をするわけで返せなそうなら借金をするべきではありません。
「やりたい仕事」につきたい気持ちはわからなくはありませんが、借金をしてまでもやりたいのかよく考えてやった方がいいです。
それでも叶えたい夢があるならそれだけの覚悟をしてやるべきだと思います。
だから苦しんでもよし!なんてことは言いませんが、今の社会の仕組みがそうなっている以上どうしようもないので・・・
2020年度から大学無償化も開始
国の方も奨学金については少しは考えてくれているようで、本当の定収入の世帯に関しては大学の無償化や減免をしているようです。
ただ無償化世帯は住民税非課税世帯だけなのでちょっと対象が絞られている気もしますね。
『子供の学費のために頑張ったら無償化世帯から外れてしまった!』
なんてことも起こりかねません。
そうすると偽装離婚で年収を下げたり働くことを馬鹿らしく感じて労働人口自体が減ったりして・・・
正直、高校無償化ラインの910万円までひきあげてもいいんじゃと思わなくもないですが、少子高齢化が進んでいるならいっそのこと全員を無償化してもいいんじゃないかなとも思いました。
ほら・・・それだったらもし結婚して子供ができても学費が掛からないしね(*^^*)
取るのは年収5,000万とか一般サラリーマンじゃ到達ほぼ不可能な世帯だけってのいうのが良いような気がします(笑)
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