独身貴族という言葉を子供の頃はよく聞いていた気がします。
最近聞くことはあまりないような気がしてましたが、それもある意味当然で、給料が上がらないのに税金ばかり上がる世の中では貴族と定義できるくらいの余裕のある単身世帯は昔より少なくなっているでしょう。
こんなことを思ったのは『独身貴族』って本当にいる?というこんな記事を読んだからです。

記事では独身の男女500名を対象に行っており、雇用形態と月収、現実のお小遣いと理想のお小遣いが1位~5位までデータとしてまとめられていました。
『独身貴族』とは経済的に独立しており、稼いだお金も時間も全て自分の為に使える独身者を指すとのこと。ただ一応『貴族』という言葉がついているので、ここでは10万円位使える単身者を『独身貴族』というていで話を進めます。
最近は非正規社員も増え、低収入化が進んでおり、月収自体が減っていることから『独身貴族』は絶対に少ないだろうなと思ってましたが・・・これはアンケートを見る前から結果は分かりきってましたね(;^_^A
雇用形態と月収ライン

月収が手取なのか額面なのかはわかりませんが、ここでは一応手取りだと考えておきます。
ざっと調べた感じだと生活費の平均は大体18万円位とのことなので、10~20万円ではそもそも前提条件が満たせず、20~30万円なら何とか条件を満たすことはできるかな。
ただ貯蓄を考えると10万円以上の自由に使えるお金を用意するのは厳しいかもしれません。
10~20万円と20~30万円は『貴族』ではなく『一般市民』という感じですかね。
この時点で独身の73.2%の人が貴族レースから脱落してしまいました(;^_^A
現実と理想のお小遣い

半数以上の人が月に自由に使えるお金が3万円以下という結果でした。
というかこの時点で『独身貴族』の定義から93.2%が外れてしまっていますが、やっぱり『貴族』はほぼいないってことですね( ;∀;)
ただ理想のお小遣いは現実的で68.6%が『貴族』の定義を満たしていないのがなぁ
これがバブルの頃とかなら多分そこら中に『貴族』が溢れかえってたんでしょうが、やっぱり失われた30年の影響がかなりきてそうですね・・・
独身者ほど将来に対してきちんと備えておかないといけないので昔より堅実になったということでいい傾向なんでしょうが、消費が減ると経済が回らないので何とも言えない感じかな(;^_^A
記事では結論はお金だけでなく心のゆとりも持ち合わせている人こそが『独身貴族』という風にまとめていますが、私からするともう『独身貴族』は絶滅危惧種になってるんだなってちょっと悲しい気持ちになった、そんな記事でした( ;∀;)
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