
ようやくドコモの記者会見が行われ一安心なところの「ドコモコウザ」事件。
被害総額は1,800万円とおもったよりは多くはないけど看過できる額ではないものでした。
1ヶ月に引き落とせるのが30万円が上限だったようなのでこの程度の被害で済んだようですが、これが上限がなかったらシャレにならない金額になり、ドコモも保証できないなんて事態もあり得たかと思うと恐ろしいですね。
一時的にでもサービス停止してもいいんじゃない?と思ったんですがまだまだ継続する模様。
他にもいろいろと質問があったようなので、気になる人は記者会見の一問一答をまとめた記事があったので下記を見てみてください。

この記者会見で私が特に気になったのは下記の3つ。
――なぜサービス全体の提供を止めないのか
丸山:現在もドコモ口座から銀行口座にチャージをする方が非常に多い。直近で1日に1万3000件ある。ニーズがある中で急にサービスを止めるのは、利用者への影響が大きいという判断だ。
――メールアドレスだけで登録されたドコモ口座を止めるような対策は取らないのか
前田:正しく利用されているお客さまのために、そういった判断はしていない。
――ドコモ側が不正利用をすぐに確認できるわけはないのか
前田:銀行口座からドコモ口座に対し、不正にチャージされているといったことを検知できるのは、銀行もしくはお客さまのみとなる。もちろん事象が発生した場合は対応する。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2009/10/news154_2.html
①なぜサービス全体の提供を止めないのか
利用者に影響があるのはわかるが、非利用者に影響が出るのは構わないということかな?
私の周りのテレビを見ない人の中では「ドコモ口座」の事件は知ってるけど自分はドコモじゃないし関係ないと思っている人もたくさんいました。
自社のサービスを利用する人を大切にする姿勢はわかりますが、詐欺に利用されるようなシステムなら停止してもらわないとむしろ利用者も不安なんじゃないかな・・・と。
それに8月に上限30万円を引き出され今まさに9月分を引き出されている人がいるかもしれません。
「全額保証するからいいじゃないか」と思ってるかもしれませんが、後程書きますが③のことを考えるとこの対応はどうなんだと思いました。
②メールアドレスだけで登録されたドコモ口座を止めるような対策は取らないのか
これはホントにやった方がいいと思うのに何でやらないんだと。
お手軽に登録できて使えるってところが強みだったのかもしれませんが、それが不正に利用されたんだからそこはちゃんとしようよ。
ホントにいいサービスだったらたとえそうしても利用者は戻ってくるはずだし、それで利用者がい無くなればそれはそれだけのシステムだったというだけ。
「正しく利用しているお客様」も確かにいると思うよ?
でも「不正に利用しているお客様」が8月に登録して30万円引き出した口座から今まさに9月分の30万円を引き出しているかもしれません。
そういう可能性を排除するのも大切じゃないの?
③ドコモ側が不正利用をすぐに確認できるわけはないのか
これは銀行と本人しかわからないというんだから①と②が不安になるんですよ。
どうやって自分の意志でやったことじゃないと証明するんでしょうか?
もしかしたら以前自分で登録した口座に引き落とした可能性もありますよね。
日本人のモラルに依存しているのかもしれませんが、持続化給付金の時に大学生等が大量に不正受給していたようにそんなものはもう崩壊しています。
10年位前にサイゼリアでピザからメラニンが検出されたとして返金騒ぎがありましたが、1日の売り上げ以上の返金が発生したなんてことがあったからね。
ドコモもそういうのは警戒して中には被害にあったのに返金されないなんてことが発生しかねません。
まとめ
1か月後くらいに対策をするようですが、それまではすでに登録されて気づいていないものに関しては無法地帯。
銀行にお金を入れていなくても口座にマイナス表記されるなんてことも起こっているので正直どうしようもありません。
今回の記者会見では不正紐づけされていないと確信が持てないとあと1ヶ月は不安に溺れてろとドコモに言われた感じがしました。
もうこれだけの事件があったんだからドコモ口座に新規登録する人はそう相違ないんじゃないかな?
いったん時期を見てサービス終了して別サービスとして復活させた方がドコモのためにもなるんじゃないかなと思いました。
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