日本人は貯金が大好きで投資に回さないということで有名らしく、だからこそ政府が最初にNISAを作ったんですが、それは元々投資をしていた人が使っていただけで一般には普及しなかった模様。
だからこそつみたてNISAを作ったというわけですが、一応年々新規口座を開設する人が増えて来ていて、2年以内に一定数が解約するようですが、成果が出ているようなので良かったかなと思います。
ただ貯金が好きだから投資をしないという風潮にはちょっと違和感があるんですよね。

日本人は「貯金に偏りすぎている」と言われています。
働いて稼いだお金を好きなことに使うことよりも、貯めることのほうが「清くて正しい」という教育を、なんとなく受けているからか、とにかく貯め込んで使わない人が多いのです。
日本人全体をざっと見たら確かにそうだけど、高齢者を抜いた場合、これは本当なのかというのがずっと疑問でした。
コロナ禍でさらに加速した感がありますが、一億総中流社会から格差社会に移行してきていて今では貯金すらできない世帯が増えてきています。
それに日本人の平均値は30歳代以降ではそれなりの金額で推移していますが、中央値だけ見ると貯金だけでもおかしくない金額しかないですからね・・・

上の記事を見ると貯蓄額の平均値が1,000万円を超えてくるのは50歳代以降。
中央値を見ると600万円くらいしかありません。
今後は晩婚化が進み子どもが大学生くらいになるのが50代になると思うので、もっと減っていくことになるでしょうね。
50歳未満でもそこまで貯蓄が多いわけでもなく、生活するうえで生活防衛資金としてある程度は現金でもておく必要があるので投資に回す余裕が無くなってきているというのが現実なんじゃないかなと思っています。
私は300万円とかでもお構いなしに投資にお金を回してましたが、家族がいたらやっぱりもう少しお金がないと投資しようとは思わなかったと思います。
やっぱり子どもにお金かかりそうだし、ローンとかも色々と発生しそうですから。
そrに働き方改革やコロナ禍で給料自体が減ったり仕事が無くなった人も多いでしょうから、先を見通せない状況を考えると減る可能性がある投資には手を付けられないという気持ちは理解できるんですよねぇ
それに今の日本の個人金融資産を持っている人の大部分が高齢者。
どの世帯にも一定数はいるだろうけど高齢者の場合、バブルの恩恵を存分に受けてため込んでる世帯が多い印象を抱いてしまいます。
その大幅に平均値を引き上げている人たちの資産は亡くなった時に相続税として国に徴税されるでしょうから、これらの「日本人は貯金好き!個人金融資産は約1900兆円」っていう発言ももどんどん減ってくるのかなぁと。
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