45歳定年法・・・なぜ45歳なの?

時事ネタ

45歳定年法が炎上していますが、なぜ45歳なのかっていうのを考えたことがありませんでした。

単純に以前に肩叩きが流行った時期に45歳以上という募集で早期退職を募っていたからだと思ってたいんですが、人生100年時代とか言われていますから、人生の折り返しという意味で切りがいい50歳でもいいんじゃないかなって。

だけどよくよく調べてみるとこの年齢でリストラしたいという企業側の理由について納得できてしまうものがあったんですよね・・・💦

コロナ禍前に45歳早期退職が騒がれた時あたりで、70歳定年法も色々と言われていました。

45歳定年法と70歳定年法

共通してやりたいことはある程度年配の社員を切りたいという考え方。

年配の方を切りたいという企業の思惑を考えるとやっぱり思い出すのは高齢者雇用安定法。

逆にこれしかないかなと思って厚生労働省の高年齢者雇用安定法のPDFを覗いてみました。

https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000694689.pdf

まあ!まあ!まあ!

予想通りというかなんというか・・・

これで定義されている高年齢者というのがこんな感じ

つまり45歳は高年齢者に含まれるわけで、これ以上の年齢で居座られると企業は退職時に再就職支援をすることが努力義務として掲げられているようです。

サントリーは大手企業なので、努力義務という名目ですが実質義務ということになるのでしょう。

45歳で定年させてしまえば退職金も少なく済むし、労働効率の落ちた高年齢社員を処分できるうえに、退職時に再就職支援もしなくて済むという企業側からしたら万々歳な状況になるみたい。

まあ、現状の高年齢者雇用安定法でも60歳未満の定年禁止というのがあるらしいんですが、追い出し部屋とか意味のない業務しかさせない等で、早期退職という名の解雇を迫るわけだからここら辺も有名無実になってそうな感じはしますね。

そして令和3年4月1日からさらに法律が改正されてより企業側に厳しくなるわけですから・・・

これだけ色々あると経営者側からすると45歳で切りたい、切った方が利益が出るというのはわからないこともないです・・・

ただこれを許してしまうのはやっぱり一会社員としてはできないことなので、今回の炎上は永遠と燃え続けてくれることを割と本気で祈ってしまいます(笑)

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