年金制度はモラルハザードな制度らしい

雑記

老後の話はいつの時代になっても問題になるもの。

少子高齢化により私たちの世代にとって年金は制度設計的にまともな金額が支給されるとは思えず、それまでに何とか自力で準備をしておくことは必須となっています。

年金は破綻しないと言っている人の言を聞くに、1円でも支給されたら破綻していない扱いなので、政府も同様考えを持っている可能性もあり、当てにすることは到底できません。

私は60歳で完全リタイアしたいとは思ってそれまでに5,000万円貯め、結婚してなければ地元に帰り空いている農地で半自給自足生活位できればなと思ってましたが、最近それも上方修正しないといけないかもと考え始めてます。

今の世代ですら「老後」に「生活保護」を受ける人が多いのに、非正規雇用が増え低賃金で貯蓄する余裕のない世帯が増えた現状を考えると私たちの世代はいったいどうなっているか想像すらしたくないですから。

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就労と結婚行動には強い関係があり、非正規雇用の拡大が未婚化を引き起こしている可能性は否めない。1990年代以降に進行した雇用の不安定化が、少子化の進展に拍車をかけているのである。少子高齢化が日本社会に与える甚大な影響を考えれば、非正規雇用問題は国家を揺るがす重大課題であると考えられる。

これずっと言われてたから政府、というか自民党主導の「少子化政策」の結果が出ただけな気が😅

今回は非正規雇用とは低賃金の工場勤務等で考え、フリーランスについては分けて考える。

後者についてはスキルがあること前提で高単価の仕事を請け負うことも可能なので、働き方によっては正規社員よりも給料が多いこともあるので。伝手もスキルもないのに独立したフリーランスは知らん。

 

国家を揺るがす重大課題と言ってもここ数年で急速に普及しそうになっているJOB型雇用の現状を見るに、これからさらにJOB型雇用という名の非正規雇用が広まってしまうのではないでしょうか。

今のゼネラリストだらけの日本型企業の正社員、特に中高年の社員が果たしてどれだけ生き残れるのか・・・

あ、ちなみに私はJOB型雇用には比較的賛成派です😅

ゼネラリストとかいう中途半端な存在にはなりたくない!

そんな思いは昔からありましたから。

はっきりいってゼネラリストスペシャリストなゼネラリスト以外は微妙だと思ってます😅

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正規職になりたくない非正規職が多数派?

労働力調査によると正規の職につきたいのに非正規の職を余儀なくされている人は200万人超しかおらず、多くの非正規雇用者が自らの都合でその職に就いているのである。

正規雇用の仕事はつらい。長時間労働は日常茶飯事で、転勤によって急に土地勘のない場所で仕事をさせられることもある。終身雇用のもと、社内の難しい人間関係を避けて通ることはできない。

実際に、正規雇用者と非正規雇用者の仕事に対する満足度を分析してみると、明らかに非正規雇用者の仕事満足度が高くなる。彼らの多くは正規雇用という煩わしい働き方をそもそも望んでいないのである。

これは明らかに恣意的に捻じ曲げられたデータによるものだと思います。

単身世帯で非正規雇用の場合は、ほぼほぼ正規雇用を望んでいるのではないでしょうか。

誰が好き好んで何の保証もない安い低賃金でこき使われる生活をしたいと思うのかと。

逆に自ら進んで非正規の立場で働いている低賃金な独身1人暮らしの人にはあったことがありません。結婚してて旦那は正社員で時間の融通がある程度効く非正規(パートかな?)で働いているという人にはあったことはありますがそれくらい。

もしホントに記者がそう思っているのなら少し前に就職氷河期を対象に公務員の募集枠を用意したときにたった数枠の席になぜあれほどの人が集まったのか。

そのあたりは見て見ぬふりなんでしょうね。

確かに正規雇用では上記のような面倒なしがらみも発生することはありますが、会社の規模や制度にもよるけど、それを上回る安定性があるのも事実。

このコロナ禍でも分かったように簡単に切られる「非正規雇用」という現状を「是」として受け入れている人がどれだけいることか。

なぜ非正規にここまで肯定的なのかと思えば、これを書いている人がリクルートの関係者だからか。

あそこは多くの人が利用してくれた方が利益が出るし、それは正規雇用より非正規雇用の方が回転がいいだろうからそりゃ非正規が減られたら困るだろうよと。

今後、高齢化で若手・中堅層の労働力はますます希少となる。それにもかかわらず、働き盛りにある世代を単調な仕事に追いやっていては、一体誰が今後の日本経済を担うのだろうか。

リクルートには新卒の時にはお世話になりましたが、こういう風潮を作り出している一因になっているのかなと思うようになってあんまりいいイメージもなくなってきています。

個人情報を同意なく販売していたりしましたしね。

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老後世帯の生活保護は年金分だけでよいのでは?

将来の日本においては、年金財政や医療保険財政の悪化とともに、生活保護が国家財政の更なる悪化を引き起こすことになるはずだ。

(略)

高齢の生活保護受給者はもれなく低年金者であると考えられる。今後、低年金の単身高齢者はますます増える。不遇な中堅層が単身高齢者となることで、大きな社会問題を引き起こす。未婚非正規が定着した現代において、もはやこれは受け入れざるを得ない日本の未来なのである。

その受け入れざるを得ない日本の未来を作った世代は生活保護で月15万円を貰えるという現実がなぁ

私たちが老後を迎えるころはきっと生活保護ですら10万円なんて状況もあり得るかなと。

物価は今より上昇しているだろうけど、国にそれを支える余裕がない!

そんな状況が考えられます。

ただそちらのほうが若い頃からしっかり備えていた人が報われるわけでいいことかなと思ったりして複雑な心境です😓

私は今の日本の賃金水準から言えば低いわけではありませんが、単身者の老後という意味ではこの記事には色々と考えさえられるものがあります。

以前も書いたけど今の制度のままだと、むしろ今を楽しんで老後は生活保護を受けるのが最適解なのかな・・・と

年金制度は制度的に大きな欠陥を抱えている。現役時代に年金保険料を納めなければ、将来の年金の受給はもちろんできない。しかし、高齢になって働けなくなれば、結局のところ生活保護の受給要件を満たすことになり、それによって生活ができてしまうのだ。

年金制度はそもそもモラルハザードが起こる制度設計になっているのである。

モラルハザードかぁ・・・

老後の収入は働いてなければ国民年金+厚生年金という人がほとんどなんだから、それが老後の最低限度の生活のライン。

だったら生活保護もそれでいいのではないでしょうか。

それよりも生活保護が多いということは、つまり年金で生活している人は最低限度以下の生活というわ訳で人権派弁護士がよく言っている憲法違反な状況になってしまうのではないでしょうか。

あの人たちはそのあたりどう思ってるでしょうね。

この記事を読んでまじめに働いてきた人が馬鹿を見る世の中は確実に近づいてきているのだけは感じました。

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